ごはんよりもパンが好きで、朝食には必ずパンを食べているmayです。
スーパー、コンビニ、デパ地下、パン屋さん・・・、購入する場所もジャンルも問わずパンは全般的に好きです。
美味しいパンを求めて、日々の新店、新商品チェックは怠りません。
とある日、いつものように新店パトロールをしているとビビビッと来るパン屋さんを発見。
実際に訪れてみると、これが久しぶりのヒットなお店でした。
この1か月、週1ペースで通っています！
今回は、是非皆さんにご紹介したい『KISO』さんの記事になります。
２０２１年８月５日に桜山（名古屋市・昭和区）にオープンしたばかりのお店です。
KISOは名古屋にあるパン屋さん
１、パン職人とバリスタがタッグ
愛知ご出身のパン職人とバリスタがそれぞれ国内外さまざまな場所での経験を経て、5年前、福岡で運命の出会いをしました。
同じ夢を持つ2人はお互いにパートナーを得て地元愛知に戻り、パンとコーヒーのお店を出店。
2組のご夫婦で経営する『KISO』さんの誕生です。
パンとコーヒーは何といっても相性抜群！
それぞれのスペシャリストがタッグを組むなんて、最強のような気がしてしまいます。
オーナーのパン職人の方は『pain stock（パンストック）』
もうひとりのオーナーのバリスタの方は『COFFEE COUNTY』
でのご経験があります。
『pain stock（パンストック）』といえば、行列ができるほどの人気がある福岡では有名なパン屋さんです。
【１】高加水・低温長時間発酵のパン
そして、こちらのパンの特徴といえば、高加水・低温長時間発酵。一般的なパンより水分を多めに入れて1日近くかけてゆっくり生地を育てていきます。
水分を多く含んだもっちりしっとりした生地で、小麦本来の味や旨味が楽しめます。
『pain stock（パンストック）』の技をしっかり受け継がれています。
【２】コーヒーへのこだわり
『KISO』さんで出されているトリップコーヒーは２種類。コーヒーは自家焙煎ではなく、バリスタの方がかつて一緒にお仕事をされていた信頼のおける焙煎士の方にお願いしているそうです。
福岡の『COFFEE COUNTY』と新潟の『NAKAMURA COFFEE ROASTERs』で焙煎した豆を使用されています。
Ethiopia（エチオピア）は浅煎りで酸味の強い味わい、
Blend（ブレンド）は中煎りでまろやかでコクのある味わい、
それぞれ全く違うタイプの味わいでした。
拘りのコーヒーを１杯１杯丁寧に淹れてくださるので、パンを買いに行ったついでに１杯いただいて帰るのもよし、通常営業の日は朝８時から開いているので、好きなパンを買ってモーニング代わりにいただいてくのもよしです。
コーヒーはテイクアウトも可能です。
２、お店の目の前がバス停
名古屋のパン屋さんとしては珍しく、お店の前がバス停というシチュエーションです。
バスを降りてすぐ目の前がパン屋さんなんて、思わず吸い込まれてしまいそうですよね。
３、KISOへのアクセス方法
『KISO』さんへのアクセス方法です。地下鉄利用の場合、最寄駅は桜通線の桜山駅。８番出口から西へまっすぐ約６５０m。徒歩約８分くらいの距離です。ちょっと歩くかなぁという距離です。
ところが、先ほどご紹介した通り『KISO』さんは目の前がバス停というアクセスには絶好のシチュエーション。
金山駅を利用される方はそこからバスに乗ってしまうのもアリかもしれません。
お店前の滝子バス停は、金山から５つ目のバス停。混雑していなければ１５分くらいで到着します。
滝子バス停を経由するバスは１時間に何本も走っているので、比較的便利です。
may金山バスターミナルから、金山１１、１２、１４、１６系統のバスに乗りましょう。
車で行かれる方は、お店には専用の駐車場がありません。
近くにコインパーキングがあるので、そちらを利用してください。
４、店内の様子
カウンターに並べられたパンたち。
ハード系のパン、惣菜パン、甘いパンなど２０種類ぐらい。食パンもあります。
明るい日差しが入る窓際のカウンターテーブル席。
５、ベビーカーでも入れる 小さなお子様連れにも優しい店内
こちらの『KISO』さん、販売カウンターと座席との間に大きなスペースがあります。
とある平日の朝、席でコーヒーをいただいているとこんなやり取りに遭遇しました。
赤ちゃんを抱っこしたお母さん：「ベビーカーで来ても大丈夫なんでしょうか？」
お店の方：「大丈夫ですよ。小さなお子様連れのお客さんがベビーカーでそのまま店内に入ってもらえる様、ゆとりのあるスペースを設けているので、またゆっくりいらして下さいね。」
小さなお子さんがいると買い物するにもちょっと躊躇ってしまいがち。
特にこういうお洒落なお店には入りにくいもの。
子供を抱っこしながらだと手も塞がっているので、お財布を出すのも買ったパンを手に持って帰るのも大変です。
でも、ベビーカーがあれば手も空くし、荷物があっても引っ掛けて持ち運びできます。
これは子育て世代にとっては嬉しい情報です。
ほっこりする朝のひとコマでした。
６、既に人気店 平日の混雑状況
オープンして間もない『KISO』さんですが、既に人気店となっています。
お店の前に並ぶ列もどんどん延びているような気がします。
私はいずれも平日に伺いましたが、１１時前後に伺った時は１０人ほどの列ができていました。
１度、早起きをして開店直後の８時半前に伺いましたが、それでも先客が３名ほど。その日は店内でコーヒーをいただいて帰りましたが、滞在時間の３０分の間にひっきりなしにお客さんが訪れて、９時前には列は５人ほどになっていました。
対面販売でオーダーはお１人で取られているので少しお時間もかかります。
いつなら購入しやすいのだろう？と思ってお店の方にお尋ねしたところ、平日の朝、開店の８時から９時頃が狙い目だそうです。
その頃にはパンも７割方焼き上がっているんだとか。
may時間に余裕を持って行かれることをオススメします。
2021年1月から木曜日は喫茶の日
２０２１年の１０月から、木曜日は喫茶のみの営業となりました。
４人で無理なくお店を続けていくための選択だそうです。
そんな初日の営業にさっそく伺ってきました。
プレート１皿と単品が３種類。クロワッサンとドーナツやブラウニーなどの甘い系もあります。プレートは、プラス１５０円で生ハム・チーズ・発酵バターが付きます。
”限定”に弱いので、KISOのドーナツを選びました。
ひと口食べて驚きました。冷たくない。
てっきり、作り置きのものが来ると思っていたら、熱々の揚げたてドーナツがやって来ました！
通常営業の時は出していない、喫茶営業のみの限定メニューです。油でひとつひとつ揚げるので普段は時間に余裕がないそうです。これは喫茶ならではのお楽しみ。
食感が不思議。生地がトロッとしたドーナツです。
周りにまぶしてある砂糖はきび糖です。きび糖はかどが取れた黒糖に近いまろやかな味。ミネラルが豊富で体に良いのも嬉しいです。
甘めのドーナツなのでブラックコーヒーにぴったりでした。
喫茶の日はパンの販売がありません。営業時間も変わっているのでご注意を！（１０：００から１７：００まで）
テイクアウトしたパンのご紹介
『pain stock（パンストック）』といえば、めんたいフランス。福岡でめんたいフランスといえば？と尋ねるとパンストックの名前が上がるほどの人気パン。
それがこちらの『KISO』さんでも再現されています！
半生でジューシーな明太子がたっぷり入っていてめちゃくちゃ美味しいです！！
バゲットに完熟したいちじくと生ハムをサンド。上にはゴルゴンゾーラチーズがまぶしてあり、隠し味的にマヨネーズが塗られています。甘いとしょっぱいが同時に来て、ゴルゴンゾーラのしょっぱ臭さとのバランスも良いです。
これはワインにも絶対合いそうなパンです。
バターとはちみつがジュワーっと広がる美味しいトーストです。耳がカリカリ。
外がカリッ、中がややしっとり。
バター感強めのスコーン。
ほろ苦いキャラメルソースと甘さ控えめな練乳クリーム。持ち帰る時、雑に扱うとキャラメルソースが流れ出てしまうので注意。
さらりとしたクリームがたっぷり入っています。パンの中ほぼクリーム状態。酸味のあるチーズのようなクリームです。甘さ控えめ。
少し食感の残ったさつまいもペーストの中に大きな栗が丸ごと入っています。ペーストの下には刻んだオレンジピールがしのばせてあります。パン生地はくるみのカンパーニュ。
ライ麦生地にココナッツが練り込まれています。しゃりしゃり食感と優しい風味。酸っぱさ控えめなライ麦パンなので、お互いが味の邪魔をしていないです。そこにきんとんのようなさつまいもの自然な甘みがプラス。
ライ麦パンにココナッツとは斬新です。
存在感のある厚切りベーコンとグリュイエールチーズのサンドです。グリュイエールチーズは程よい酸味とコクがあります。
隠し味に自家製マスタードマヨネーズが忍ばせてあり、絶妙な味のバランスを醸し出します。
店舗情報
| 所在地 | 名古屋市昭和区広見町1-7 桜山SUITE 1F |
| TEL | 052-890-8510 |
| 営業時間 | 【月・金〜日】8:00～18:00 【木】10:00～17:00（2021年10月より喫茶営業のみ・パンの販売なし） |
| 定休日 | 火・水曜日 |
| 席数 | ９席 |
| 駐車場 | なし（近くにコインパーキングあり） |
| アクセス | 地下鉄桜通線桜山駅８番出口から650m（徒歩約８分） |
まとめ
いかがでしたでしょうか。
『KISO』さんのパンは、美味しくてお洒落でしかも意外とお値段控えめと３拍子揃っています。
自分がきっとこうだろうな？と思う想像を超えてくる小さな驚きが仕込まれているパン達でした。
今後は緑を増やして憩いの場を作ったり、パンとコーヒーのメニューも増やしていく予定だそうです。今後の進化がますます楽しみです！
人気店ですので、気になる方は並ぶの覚悟でゆとりをもって訪ねてみてください。
低温長時間発酵の高加水パンがお好きの方なら、なおさら行ってみる価値ありです。
↓↓ パン職人の澤木さんが編集に携わった本です。
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